クライミングジムActiv-A(アクティバ)の魅力と問題
まずActiv-Aと書いて「アクティバ」と読みます。クライミングジムアクティバはJR山梨市駅より徒歩3分ほどの所にある、ボルダリング専門のクライミングジムです。山梨県のジムの中で一番駅からのアクセスは良い立地です。
外観から高さがあるような建物には見えないので、ジムの存在自体が分かりにくいのですが、下の写真のようにシャッターに鮮やかな絵が描かれている倉庫のような建物です。営業時間中は一番右側のシャッターが中程まで開いていて、格子の半透明シートが掛かっています。そこを開け入ると目の前がクライミングジム受け付けです。正直に言うと外からは中が何の施設なのか分からないし、ドアがあるわけではないので覗きづらく入りづらいです。
またクライミングジムActiv-Aは全国的に見てもトップレベルに小さいジムで、山梨県内でも断トツで一番小さいジムになります。目が行き届く分だけアドバイスはし易いので、利用者のレベルアップがとても早かったり、年齢制限を設けずに済んだりとメリットはあるのですが、どうしても人と人の距離が近くなってしまいます。上級者の体の動かし方を間近で見られるのは良い半面、降りる人にぶつかってしまうのはジムで最も危険な事の1つです。危なそうな時にはスタッフが注意したりもしますので、より安全に気を付けてボルダリングを楽しんでいただきたいと思います。
今のところスクール等は行っていませんが、アクティバではクライミングの技術的なアドバイスは、お客様のレベルに応じてかなり踏み込んだレベルで行っています。伸び悩みで困った時、高速で上達したい時にはぜひ店長「なひ」まで声をお掛けください。ボルダリングで三段くらいまでを登る方には、程良く的確なアドバイスが出来ると思います。
中にはこのような壁が立ち並んでいます。壁の高さは3.7m~4.2mです。
「ぐにゃり」と呼ばれている曲面の壁から、正面の壁は90度以下のスラブ壁です。シビアなホールディングやデリケートな重心移動が要求されます。初めての方はまずはこのスラブから。
水平に3m程張り出した、天井を這うようなルーフ壁です。左面は垂直です。アクティバで最も存在感のある威圧的な壁です。現在のセットでは写真の茶色のつららは付いていません。
ルーフ壁右面は120°になっています。奥の台形型の壁は垂直です。ルーフ基部からの登攀距離は7mを超える為パンプ必至です。特に全身を上手に使うことが要求される壁です。
実際の岩登りでの動きに近いマントル動作が安全に練習できるマントル壁です。プッシュに入るタイミング・手を返す向き等、ジムではなかなか味わえないリアルマントルをぜひ!
2017年9月時点でのルーフ壁から正面壁です。正面壁左寄りは125°で右寄りは105°の前傾壁です。フラットな面が多いのでトライしやすく、いつでもアクティバの人気壁です。